検察審査会の結論
まぁ、最終結論ではないですが…
鳩山首相は「不起訴相当」
小沢幹事長は「起訴相当」
との検察審査会の取り敢えずの結論が出ましたね。
その結果を受けて、フツフツと湧き上がってくるものがあるので、書き留めておこう。
いく分妄想じみたところもあるかもしれませんが、そこはご了承を。
まずは、上記の二つの結論が狙ったかのように立て続けに出されたことだ。
鳩山氏「不起訴相当」に続いて、小沢氏「起訴相当」を出すことで、検察審査会の審議の「公正さ」をアピールできる(「民主党憎し」ではない)。
それによって、「小沢氏=黒」の印象をより強めることができる(鳩山氏には「不起訴相当」を出した検審が小沢氏には「起訴相当」を出した以上は、それだけの根拠があるのだ)。
もしも、端っから小沢氏一人狙い打ちであれば、実に効果的な検審の利用であろう。
これで終ると、完全に妄想になるので、取り敢えずの論拠ですが…
どうも鳩山氏の検審の結論は10日前に出ていたらしい…
神保さんの4/27のdigのUstream動画>(00:52:37)で出ていました。
つまり、あえて前後で発表することで、上記の効果(検審の公正さのアピール)を最大限に発揮することを狙ったと…
鳩山氏の検審の結論を遅らせたのは、郵便不正事件の無罪判決(凛の会元会長の倉沢被告)にぶつけるため、という説もありますが…
さらに妄想を膨らませて言えば、検審の制度変更(2回「起訴相当」で強制起訴)自体が、小沢氏潰しを狙ったものではないか、とまで思えてしまう…
疑惑報道(メディア総出のバッシング)
↓
検察の強制捜査
↓
「真っ黒だから強制捜査」とメディア大バッシング
↓
不起訴
↓
「疑惑はまだ晴れていない」とメディア大バッシング
↓
検審への市民団体(正体不明)の告発
↓
「検審での強制起訴」を願って、小沢氏ネガキャン続行
↓
メディア総出のネガキャンが奏功して(?)検審「起訴相当」
↓
メディア狂喜乱舞←今ここ
この検審の結論を受けて、検察は再捜査をして、3ヶ月後には起訴か不起訴を決めなければならない。
逆に言えば、3ヵ月後までは(検察の結論を宙吊りにして)メディアは小沢バッシングを遠慮なく続けられると言うことである。
3ヵ月後と言えば・・・
そうですね、参議院選挙も終っている時期ですね。
つまり、陸山会事件の検審の起訴相当というネタを、3ヶ月間大手メディアは延々と参議院選挙まで引っ張ることができる。
こうして、検察・メディア合体の壮大なマッチポンプが功を奏したように思う。
ここに至れば、検察の狙いは、小沢氏を政界から抹殺する(ことで、民主党を政権から引き摺り下ろす)ことにだけあるようにすら思える。
公判の維持などもはやどうでもいいのではないか(大手メディアを完全にコントロールしている以上)。
民主党政権が倒れれば、(政権交代後に無罪判決が増えてきたように思える)裁判所も再び検察言いなりの有罪判決を出すだろう(そこまで検察は織り込んでいるのでは?)。
そこに検審も加わるように制度改革されてしまったというのは、さすがに陰謀論過ぎるか?
小沢氏の「起訴相当」という結論を受けて、検察審査会の「不見識」をあげつらう意見がチラホラ散見される(twitterや阿修羅掲示板のコメントなど)。
僕はその見方には、コミットしない。
検察審査会を構成するのは一般市民で、特段に政治的関心が強いわけではないだろうから(中にはいるかもしれないが)、洪水のような「小沢真っ黒」報道に接して、「小沢氏=有罪」という心証を持ってしまうのは止むを得ないだろう。
問題は、そのような一般市民が報道の結果持ってしまう心証を、検察が後押しするような誘導(?)をしてしまったかどうかだろう。
例えば、検察は、裁判においてすら証拠を全ては提出しない。
つまり、検察に有利な(=被告に不利な)証拠はひょいひょい出すが、被告に有利な(=検察に不利な)証拠は隠し持って提出しない。
これ自体、近代刑法の大原則である「推定無罪」を踏みにじるものである(検察の反民主的性質を明らかにするものである)。
ましてや裁判官の存在しない(だよね?)検審においては、検察の提出する資料は、思いっきり偏ったものになっているのではないだろうか?
その傍証が、上記の小沢氏の「起訴相当」の記事に現れている。
「犯罪に相当する事実があったかどうか(あったのに検察が不起訴にしたか)」を問題にすべきであるのに、「政治不信」とか「市民目線」とか、犯罪とは直接関係のない言葉が散見されるように、この審査会では犯罪行為の有無に焦点が当たっていないように思えるのは僕だけだろうか?
検察から、「小沢さんは、これだけの巨額(4億円)を正確に収支報告書に記載していなかったのですよ、これは許せますか?皆さんの庶民感覚でご判断ください」、という風な(庶民の素朴な正義感に訴える)教唆があったのでは?と想像するのは妄想に過ぎるだろうか?
鳩山首相は「不起訴相当」
小沢幹事長は「起訴相当」
との検察審査会の取り敢えずの結論が出ましたね。
その結果を受けて、フツフツと湧き上がってくるものがあるので、書き留めておこう。
いく分妄想じみたところもあるかもしれませんが、そこはご了承を。
まずは、上記の二つの結論が狙ったかのように立て続けに出されたことだ。
鳩山氏「不起訴相当」に続いて、小沢氏「起訴相当」を出すことで、検察審査会の審議の「公正さ」をアピールできる(「民主党憎し」ではない)。
それによって、「小沢氏=黒」の印象をより強めることができる(鳩山氏には「不起訴相当」を出した検審が小沢氏には「起訴相当」を出した以上は、それだけの根拠があるのだ)。
もしも、端っから小沢氏一人狙い打ちであれば、実に効果的な検審の利用であろう。
これで終ると、完全に妄想になるので、取り敢えずの論拠ですが…
どうも鳩山氏の検審の結論は10日前に出ていたらしい…
神保さんの4/27のdigのUstream動画>(00:52:37)で出ていました。
つまり、あえて前後で発表することで、上記の効果(検審の公正さのアピール)を最大限に発揮することを狙ったと…
鳩山氏の検審の結論を遅らせたのは、郵便不正事件の無罪判決(凛の会元会長の倉沢被告)にぶつけるため、という説もありますが…
さらに妄想を膨らませて言えば、検審の制度変更(2回「起訴相当」で強制起訴)自体が、小沢氏潰しを狙ったものではないか、とまで思えてしまう…
疑惑報道(メディア総出のバッシング)
↓
検察の強制捜査
↓
「真っ黒だから強制捜査」とメディア大バッシング
↓
不起訴
↓
「疑惑はまだ晴れていない」とメディア大バッシング
↓
検審への市民団体(正体不明)の告発
↓
「検審での強制起訴」を願って、小沢氏ネガキャン続行
↓
メディア総出のネガキャンが奏功して(?)検審「起訴相当」
↓
メディア狂喜乱舞←今ここ
この検審の結論を受けて、検察は再捜査をして、3ヶ月後には起訴か不起訴を決めなければならない。
逆に言えば、3ヵ月後までは(検察の結論を宙吊りにして)メディアは小沢バッシングを遠慮なく続けられると言うことである。
3ヵ月後と言えば・・・
そうですね、参議院選挙も終っている時期ですね。
つまり、陸山会事件の検審の起訴相当というネタを、3ヶ月間大手メディアは延々と参議院選挙まで引っ張ることができる。
こうして、検察・メディア合体の壮大なマッチポンプが功を奏したように思う。
ここに至れば、検察の狙いは、小沢氏を政界から抹殺する(ことで、民主党を政権から引き摺り下ろす)ことにだけあるようにすら思える。
公判の維持などもはやどうでもいいのではないか(大手メディアを完全にコントロールしている以上)。
民主党政権が倒れれば、(政権交代後に無罪判決が増えてきたように思える)裁判所も再び検察言いなりの有罪判決を出すだろう(そこまで検察は織り込んでいるのでは?)。
そこに検審も加わるように制度改革されてしまったというのは、さすがに陰謀論過ぎるか?
小沢氏の「起訴相当」という結論を受けて、検察審査会の「不見識」をあげつらう意見がチラホラ散見される(twitterや阿修羅掲示板のコメントなど)。
僕はその見方には、コミットしない。
検察審査会を構成するのは一般市民で、特段に政治的関心が強いわけではないだろうから(中にはいるかもしれないが)、洪水のような「小沢真っ黒」報道に接して、「小沢氏=有罪」という心証を持ってしまうのは止むを得ないだろう。
問題は、そのような一般市民が報道の結果持ってしまう心証を、検察が後押しするような誘導(?)をしてしまったかどうかだろう。
例えば、検察は、裁判においてすら証拠を全ては提出しない。
つまり、検察に有利な(=被告に不利な)証拠はひょいひょい出すが、被告に有利な(=検察に不利な)証拠は隠し持って提出しない。
これ自体、近代刑法の大原則である「推定無罪」を踏みにじるものである(検察の反民主的性質を明らかにするものである)。
ましてや裁判官の存在しない(だよね?)検審においては、検察の提出する資料は、思いっきり偏ったものになっているのではないだろうか?
その傍証が、上記の小沢氏の「起訴相当」の記事に現れている。
審査会は「政治不信が高まっており市民目線からは許し難い。裁判所で真実と責任の所在を明らかにすべきだ」と指摘した。
「犯罪に相当する事実があったかどうか(あったのに検察が不起訴にしたか)」を問題にすべきであるのに、「政治不信」とか「市民目線」とか、犯罪とは直接関係のない言葉が散見されるように、この審査会では犯罪行為の有無に焦点が当たっていないように思えるのは僕だけだろうか?
検察から、「小沢さんは、これだけの巨額(4億円)を正確に収支報告書に記載していなかったのですよ、これは許せますか?皆さんの庶民感覚でご判断ください」、という風な(庶民の素朴な正義感に訴える)教唆があったのでは?と想像するのは妄想に過ぎるだろうか?
コメント
よくわからないのですが・・・
> 自分は何の証拠もなしに、妄想と決めつけで人を罪人であるかのように公言しながら、
具体的にどのあたりの記述から、「誰」について、どのような「罪を犯したのか」を公言しているのかをカールさんが読み取ったのか、よかったらお教えいただけますか?
> 失笑するしかないわ。
別にそれを止めはしませんが…(好きなだけどうぞ)
具体的にどのあたりの記述から、「誰」について、どのような「罪を犯したのか」を公言しているのかをカールさんが読み取ったのか、よかったらお教えいただけますか?
> 失笑するしかないわ。
別にそれを止めはしませんが…(好きなだけどうぞ)
そもそも
国家権力は推定有罪なんですが。
推定無罪という原則は、国家権力に翻弄されるしかない市民にしか適用されません。
(ま、小沢一郎が単なる市民かどうかは、問題ですが)
これ、民主主義が専制主義から成立する過程で確立された大原則なんですけどね(失笑)
...quine10さん、久しぶりに、失礼しました。
推定無罪という原則は、国家権力に翻弄されるしかない市民にしか適用されません。
(ま、小沢一郎が単なる市民かどうかは、問題ですが)
これ、民主主義が専制主義から成立する過程で確立された大原則なんですけどね(失笑)
...quine10さん、久しぶりに、失礼しました。
お久しぶりです
お返事遅くなってすみません…
> 国家権力は推定有罪なんですが。
推定有罪と言いますか…
まぁ、国家権力は情報を握っていますから、情報を公開出せってことですよね?
情報を握りつぶしておいて無罪もヘッタクレもない、と。
やましいところがないならすべての情報をさらけだせ、話はそれからだ、と。
(出せば明らかになるのに)情報を出さない以上は、有罪だと。
一方、国家権力は逮捕・捜査という強大な権力を持っているんだから、人を犯罪者扱いするなら、お前たち(国家権力)がきっちりそれを証明しろと(それができない限り、人は無罪だと)。
> 推定無罪という原則は、国家権力に翻弄されるしかない市民にしか適用されません。
以上を踏まえて同意です。
> 国家権力は推定有罪なんですが。
推定有罪と言いますか…
まぁ、国家権力は情報を握っていますから、情報を公開出せってことですよね?
情報を握りつぶしておいて無罪もヘッタクレもない、と。
やましいところがないならすべての情報をさらけだせ、話はそれからだ、と。
(出せば明らかになるのに)情報を出さない以上は、有罪だと。
一方、国家権力は逮捕・捜査という強大な権力を持っているんだから、人を犯罪者扱いするなら、お前たち(国家権力)がきっちりそれを証明しろと(それができない限り、人は無罪だと)。
> 推定無罪という原則は、国家権力に翻弄されるしかない市民にしか適用されません。
以上を踏まえて同意です。
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失笑するしかないわ。