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2024-04

「自白偏重」と「捜査・裁判」の劣化について(2)+α 一部訂正5/15

小沢氏が代表を辞任しようがしまいが、大手メディアの民主党ネガティブキャンペーンは総選挙まで続くことになるのでしょう。
そこまで踏まえた上での小沢氏辞任だったのでしょうか?

朝日の社説、小沢代表辞任―政権選択に向け再起動をへと一部ツッコミ

民主党の小沢代表がようやく辞意を表明した。


2ヶ月以上にわたる小沢氏バッシング、「小沢辞めろ」コールが、社運を懸けた国策報道だったことを吐露したようにしか思えないのですが。やっと小沢氏が辞めて、朝日幹部の安堵した様子が伺われるのは気のせいか?

妥当な判断だ。


えーっと、何様?
朝日の論説委員のごときが、代表辞任の妥当性を云々するとしたら、民主主義の明確な否定ではないのか?というのも、選挙を通じて望ましい政治家・政党へと投票する(望ましくない政治家・政党へは投票しない)ことにより、市民が自らの代表者を選ぶのが民主主義だから(メディアや検察ごときが「俺達が政治家を選んでやる」と思い上がっているのか?)。

もっと早く踏み切っていれば、民主党が被った損失は小さくて済んだろう。


確信犯的に大々的な民主党ネガティブキャンペーンをしておいて、「もっと早く踏み切っていれば、民主党が被った損失は小さくて済んだろう」、ですか…
「俺達(朝日)の言う通りにとっとと辞めておれば、ここまで傷は深くならなかったんだぞ(辞めなかった小沢が悪いんだぞ)」とでも言いたいのかな?やっぱり、何様?
「お前のためを思って殴っているんだよ」「俺が殴るのはお前が悪いからなんだよ」と言いつつ相手を殴り続けるDV男のセリフにしか思えませんが…

代表の職にとどまった小沢氏に対する世論の逆風は強まる一方だった。


そりゃあ、あれだけネガキャンやられれば、と思います。
その割には、そのネガキャンの真っ只中で行われた地方選では、民主党(を含む野党)はむしろ頑張っていたようですが…

それが、超低空飛行だった麻生内閣の支持率を上向かせることにもなった。


むしろ、定額給付金、ETC 1000円乗り放題のポジティブキャンペーン、北朝鮮「飛翔体」騒動が功を奏したんじゃないのかな?(911を見れば分かるように、対外危機の演出は体制の維持へと機能する)

民主党が態勢を立て直すことになれば、今度は麻生政権が改めて問われることになるだろう。


「民主党の体勢立て直しはさせないぞ」という朝日の悲壮な(?)決意を読み取るのは僕だけでしょうか?



思いのほか長くなってしまった…
一応こっちがメイン(のつもり)。
自白偏重が裁判としては限りなく魔女裁判へと繋がっていく(それは恐怖政治へとダイレクトに繋がっている)ということを、軽く述べようと思う。
魔女裁判とは…

不吉な事件が起こる

不吉な事件は魔女のせいなので、魔女狩りが施行される

魔女候補(別に誰であってもよい)が捕らえらる

拷問にかけられる→拷問に耐え切れず、魔女と「自白」する→処刑

「自白」しない

更なる拷問にかけられる→拷問に耐え切れず、魔女と「自白」する→処刑

「自白」しない

ここまで拷問を受けても「自白」しないということは魔女に違いない

処刑

ということで、一旦魔女の嫌疑かかけられれば逃れるすべはない。
つまり、有罪率100%が保証されるのが魔女裁判なのである。




さて、では自白(供述調書)偏重によって99.9%(≒100%)の有罪率を誇る日本の裁判はどうか?

事件が起こる(場合によっては「事件が起こったことにされる」)

捜査機関(警察・検察)が捜査に乗り出し容疑者を逮捕する

取調べで容疑者を無力化しておき(人質司法)、容疑者の取調べを行う(この際、取調べの可視化がなされていないため、拷問的な手段が取られていない、という保証はない)。

「自白」の供述を得るためあらゆる手段が取られる→「自白」する→裁判では有罪判決

「自白」しない

拘留延長し、いつまでたっても釈放保釈(5/15訂正)しない→「自白」する→裁判では有罪判決

「自白」しない

(犯人のくせに)反省の様子がみられない

有罪

こうして自白が偏重されればされるほど、有罪率は高くなることが分かると思う。
そして、先にも述べた日本の裁判での有罪率の異常高値(99.9%≒100%)は、まさにこの自白偏重の表れ以外ではない。
なぜ、自白が偏重されるかといえば、私見によれば「自白偏重」と「捜査・裁判の劣化」について(1)で書いたように、自白すると刑罰を受けることが分かっているのだから、無実の人は(もしその人が合理的ならば)自白なんかするわけがない(=自白をするということは、キ○ガイか犯人であるに違いない)」という神話が広く共有されているからに他ならない。

次のエントリーでは、この神話の脱構築を行いたい。
導きの書は『自白の心理学』であります。

以下は冒頭の朝日社説の前文転載です。

小沢代表辞任―政権選択に向け再起動を 

民主党の小沢代表がようやく辞意を表明した。妥当な判断だ。もっと早く踏み切っていれば、民主党が被った損失は小さくて済んだろう。

 西松建設の違法献金事件で公設第1秘書が逮捕されてから2カ月余。代表の職にとどまった小沢氏に対する世論の逆風は強まる一方だった。それが、超低空飛行だった麻生内閣の支持率を上向かせることにもなった。

■容易でない党勢回復

 このままでは、秋までに必ずある総選挙での勝利、つまり年来の目標である政権交代の実現が遠のく。そんな危機感からの決断なのだろう。

 昨夕、記者会見した小沢氏は「政権交代の実現に向け、あえてこの身をなげうち、職を辞する」「身を捨て、必ず勝利する」などと述べた。

 もう一つ、これまで小沢氏批判が大きな声にはならなかった党内に、辞任を促す動きが表面化してきたことも、決断を後押ししたに違いない。

 秘書の逮捕以来、小沢氏は全面的に検察と争う姿勢をあらわにしてきた。昨夕の記者会見でも「一点もやましいことはない」と強調した。辞任すれば検察への屈服ととられかねない。そうした思いが、小沢氏の身を固くさせていた面もあろう。

 検察はまだ捜査終結を宣言してはいないが、焦点は近く開かれる事件の初公判に向き始めている。小沢氏とすれば、公設秘書の逮捕という強制捜査の手法や、献金の違法性などについて、今後は裁判の場で争っていくということなのだろう。

 民主党はただちに新代表選びの作業にとりかかるが、党勢の回復は容易なことではない。

 この事件が表面化する前、民主党の勢いには政権交代前夜のおもむきさえあった。それが一気に失速しただけではない。この2カ月というもの、国会に提出された多くの法案や予算案について、すっきりとした対応が定まらず、総選挙向けのマニフェストづくりの作業はほぼストップしていた。

■開かれた代表選びを

 小沢氏がなぜゼネコンから長年にわたって巨額の献金を受けていたのか。公共事業をめぐる政官業の癒着を厳しく指弾し、「国のかたち」を抜本的に変えると主張してきた民主党なのに、その基本姿勢と矛盾するのではないのか。そうした世間の批判に、小沢氏本人だけでなく、民主党もほおかむりしてきた。

 この不信感の集積を、ぬぐわねばならないのだ。新代表になればまた自動的に支持が取り戻せると思っているのなら、大きな間違いだ。

 代表選挙は、複数の候補者が政見を競い合う形にすべきだろう。国会審議への影響は最小限にしなければならないが、民主党が目指す政策や理念についての論争を党外に積極的にさらし、有権者にもその是非を考えてもらえる工夫をする必要がある。

 そして、何かといえば「小沢氏頼み」になりがちだった党の体質を、新代表のもとで刷新することだ。

 偽メール騒動で混迷した党の苦境を引き受け、小沢氏が代表に選ばれたのは3年前。その真骨頂は07年の参院選での与野党逆転だった。

 自民党の手の内を知り尽くし、選挙戦術にたけた老練さ。抜群の知名度。民主党内にも有権者の側にも、かつて自民党の中枢にいた小沢氏の過去や体質への懸念がなかったわけではない。それでも、どこかひ弱な民主党にとって、その腕力は政権につくのに欠かせない「劇薬」と受け止められた。

 副作用もあった。小沢代表になってから、社会保障財源のための消費税引き上げ、公共事業受注企業からの献金禁止といった民主党独自の政策が、いつの間にか政権公約から姿を消した。高速道路の無料化や子ども手当などの政策には「財源の裏付けがない」という与党などの批判が浴びせられた。

 外交面でも、例えば「第7艦隊で米国の極東におけるプレゼンスは十分」などといった、小沢氏の迷走発言が続いた。

■自民も問われる責任

 小沢氏がトップダウンで進めようとした自民党との大連立構想こそ頓挫したものの、小沢時代の民主党は「政策より政局」「何はともあれ政権に」の権力志向があまりにも前面に出ていなかったか。

 内政、外交の両面で、政策を練り直す作業を急がねばなるまい。

 民主党が態勢を立て直すことになれば、今度は麻生政権が改めて問われることになるだろう。

 一時は10%台前半に落ち込んだ内閣支持率こそ上向きだしたものの、世論調査では相変わらず6割の人が麻生内閣を「支持しない」と答えている。軽く見ていい数字ではない。

 麻生首相で本当に選挙に勝てるのか、そんな不安の声が再び自民党内で大きくなる場面もあるかもしれない。

 次の総選挙を、真の意味で国民による政権選択の選挙にすること。それが政治、とりわけ2大政党の自民、民主両党に課せられた責任だ。

 深刻な不況をはじめ、少子高齢化、人口減少などさまざまな面で、日本は大転換期にある。そんな中で迎える総選挙だ。両党とも指導者の魅力と政策の説得力を競わねばならない。どちらが先に態勢を整えられるか。残された時間は少ない。

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