祝首相記者会見開放
政権交代して早半年。
ついに…、ついに…鳩山首相の総選挙前の公約である、首相記者会見の開放がなされましたね。
フリーランスの上杉隆氏、ビデオニュースの神保哲生氏、twitterでのつぶやきを精力的に行っている岩上氏らも質問されています。
記者クラブメディアの記者たちの実にくだらない(と僕が感じる)質問と比べてみても、政権交代と同時に開放すべきだったと思わざるを得ませんねぇ。
とは言え、この歴史的な日を素直に喜びたいと思う。
首相記者会見開放のインパクトはやはり大きいと思う。
これまで、各大臣が自発的に会見を解放してきた。
岡田大臣、亀井大臣、原口大臣、枝野大臣。
彼らはあくまでも個人の判断で、会見をオープンにしたに過ぎない(別にオープンな会見を閣議決定したわけでもない)。
しかし、首相会見のオープン化はそれにとどまらない(首相の個別な判断に基づくもの、という意味にとどまらない)。
何といっても首相は行政府の長である。
である以上、首相の会見開放は、あらゆる行政機関の会見開放を促すことになるだろう。
というのも、首相が会見開放を行ったことは、行政府の長たる首相が「記者会見はオープンにするのが望ましい」という価値判断を行ったことと等しく、である以上は「あらゆる行政機関の記者会見はオープンにするのが望ましい」という規範的な振る舞いとして機能するからだ。
首相が「オープンにするのが望ましい」と判断したにもかかわらず、クローズドな会見を維持するのは、少なくとも理屈の上では困難だろう。
それにしても、首相記者会見が開放されたにもかかわらず、官房長官の会見が相変わらずクローズドのままということは、鳩山首相の会見開放を阻止したのが誰だったのか、証明したようなものですが…
鳩山首相は、情報公開のための次のステップとして、あらゆる大臣の会見のオープン化を是非指示してほしい。
それが引いては、警察・検察・地方公共団体の情報公開を促していくだろう。
そして、それは民主党の党是でもあるはずなのだ(民主党の記者会見はずっと前からフルオープン)。
もっとも、会見のオープン化が果たされたとしても、報道はすぐには変わらないだろう。
それは、長年の記者会見の記者クラブ独占によって(神保氏によればそんなものは記者会見ではないのだが)、日本社会のジャーナリズムが非常に歪んだ状態でシステム化されており(「日本にはジャーナリズムはない」と言う人もいる)、それを真っ当なジャーナリズムへと矯正するには恐らく相当の時間がかかるだろうからだ。
既存メディアの中枢にいる人々は、多分変わることはできないだろうから、ジャーナリズムの矯正は、これからジャーナリストになる若い人々が担っていくことになるだろう。
とすれば、10年単位の時間がかかるのではないだろうか?(インターネットはそれを推進する強力なツールには違いないが…)
それでも、この一歩は日本社会の歴史にとって喜ばしい出来事には違いない。
真っ当なジャーナリズムが育ち、日本が成熟した民主的社会になることを願わずにはいられない。
そのためにも、鳩山政権は情報公開を強力に推進してほしいと思う。
今夏の参議院選挙も大事ですね。
ついに…、ついに…鳩山首相の総選挙前の公約である、首相記者会見の開放がなされましたね。
フリーランスの上杉隆氏、ビデオニュースの神保哲生氏、twitterでのつぶやきを精力的に行っている岩上氏らも質問されています。
記者クラブメディアの記者たちの実にくだらない(と僕が感じる)質問と比べてみても、政権交代と同時に開放すべきだったと思わざるを得ませんねぇ。
とは言え、この歴史的な日を素直に喜びたいと思う。
首相記者会見開放のインパクトはやはり大きいと思う。
これまで、各大臣が自発的に会見を解放してきた。
岡田大臣、亀井大臣、原口大臣、枝野大臣。
彼らはあくまでも個人の判断で、会見をオープンにしたに過ぎない(別にオープンな会見を閣議決定したわけでもない)。
しかし、首相会見のオープン化はそれにとどまらない(首相の個別な判断に基づくもの、という意味にとどまらない)。
何といっても首相は行政府の長である。
である以上、首相の会見開放は、あらゆる行政機関の会見開放を促すことになるだろう。
というのも、首相が会見開放を行ったことは、行政府の長たる首相が「記者会見はオープンにするのが望ましい」という価値判断を行ったことと等しく、である以上は「あらゆる行政機関の記者会見はオープンにするのが望ましい」という規範的な振る舞いとして機能するからだ。
首相が「オープンにするのが望ましい」と判断したにもかかわらず、クローズドな会見を維持するのは、少なくとも理屈の上では困難だろう。
それにしても、首相記者会見が開放されたにもかかわらず、官房長官の会見が相変わらずクローズドのままということは、鳩山首相の会見開放を阻止したのが誰だったのか、証明したようなものですが…
鳩山首相は、情報公開のための次のステップとして、あらゆる大臣の会見のオープン化を是非指示してほしい。
それが引いては、警察・検察・地方公共団体の情報公開を促していくだろう。
そして、それは民主党の党是でもあるはずなのだ(民主党の記者会見はずっと前からフルオープン)。
もっとも、会見のオープン化が果たされたとしても、報道はすぐには変わらないだろう。
それは、長年の記者会見の記者クラブ独占によって(神保氏によればそんなものは記者会見ではないのだが)、日本社会のジャーナリズムが非常に歪んだ状態でシステム化されており(「日本にはジャーナリズムはない」と言う人もいる)、それを真っ当なジャーナリズムへと矯正するには恐らく相当の時間がかかるだろうからだ。
既存メディアの中枢にいる人々は、多分変わることはできないだろうから、ジャーナリズムの矯正は、これからジャーナリストになる若い人々が担っていくことになるだろう。
とすれば、10年単位の時間がかかるのではないだろうか?(インターネットはそれを推進する強力なツールには違いないが…)
それでも、この一歩は日本社会の歴史にとって喜ばしい出来事には違いない。
真っ当なジャーナリズムが育ち、日本が成熟した民主的社会になることを願わずにはいられない。
そのためにも、鳩山政権は情報公開を強力に推進してほしいと思う。
今夏の参議院選挙も大事ですね。
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