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2009-05

小沢氏辞任の意向を受けて

小沢氏が辞意を表明したようですね。
2ヶ月の間、(公設秘書が逮捕されたとは言え、自身は事情聴取すら受けていないのに)一野党党首に過ぎない小沢民主党代表の代表続投の是非が、マスメディア上で政治イシューの第一の問題として取り上げ続けられた異常さ(しかも、マスメディアが一致団結しての「小沢辞めろ」)。
マスメディアにとっては、野党党首のスキャンダルが、国の一大事なのかね?
海賊退治への海自派遣は?
国債大量発行してのバラマキ(=官僚への丸投げ)は?
超党派による裁判員制度凍結・見直しの提言は?

ネットで政治的な情報を発する人たちの間では、この報道の異常さが指摘され続けたわけですが(もちろん、小沢氏をバッシングする情報も数多くありますが、マスメディアほどは偏向していない)。
しかし、ネットも徐々に広がりつつあるとはいえ、問題意識を有して自らアクセスする人向けのメディアであり、そういう人たちには有益な情報をもたらすだろうが、マスメディアに流れる情報を受動的に受け取る人たちにはこの問題をなかなか認識できないのかもしれない(マスメディアに上る情報はほとんど一方的な小沢バッシングだから)。

しかし、テレビ(報道番組)の視聴率や新聞の発行部数は減り続けている(らしい)ことを考えれば、野党党首続投問題だけをクローズアップするメディアのあり方を疑問に感じている人も多いということかもしれない。
だとすれば、そうした人々に、マスメディア上に流れるのとは違った情報をいかに効果的にもたらすかが、政権交代派にとっては重要になるのだろうけれど…
やはりマスメディアをほぼ完全に抑えられているのはきついですねぇ…

地方選の結果を見る限りは、(メディア総出の小沢バッシングにもかかわらず)政権交代への市民の意思は大きく揺らいではいないようですが、それに見向きもせずの執拗な「小沢辞めろ」コール。
もはやメディアは民主主義の敵と言わざるを得ないのかも知れませんね…
小沢批判に理が一分でもあればまだしも、同様の疑惑のささやかれる自民党議員はほぼスルー状態ですからねぇ…(二階氏もどうやら逃げ切ったようですし)

政権交代が成立した暁には、政権交代に冷や水を浴びせ続けたマスメディアに対して、市民からどのような審判が下されるのか、ちょっと楽しみな気がしないでもありませんが…(まぁ、日本人は人がいいので、すぐにそんなことは忘れてしまうのかも知れませんが)




で、話はガラッと変わって小沢氏ですね。
プッツンしたのか、何らかの深い(?)思慮があるのか、僕には知る由もないのですが。
しかし、検察の恣意的捜査によって野党党首が辞任する、という前例が出来上がってしまったのはやはり大きな問題だと思う。
これによって、今後政権交代を検察(を含む官僚)が望ましく思わなければ、恣意的な捜査により野党党首(に限らず有力者)を陥れて辞任させ、政権交代を遠ざけるという振る舞いを検察(を含む官僚)が躊躇する理由がなくなったように思われるからだ。

もし、そのような検察(を含む官僚)の動きに釘を刺すとしたら、今回政権交代を是が非でも実現し、かつ今回の恣意的捜査の首謀者をきちんと処分する必要があるだろう(その処分をどうするか、というところは非常に頭の痛いところだろうが)。
政権交代が実現しなければ今回の首謀者たちの昇進は間違いないだろうから今回のような恣意的捜査に拍車がかかるわけだし、首謀者をきちんと処分できなければ政治に介入する恣意的捜査を避けようとするインセンティブが働かないだろう。

つまり、検察を公正・適正な(恣意的でない)捜査へと動機づける必要がある(のだが、劣化した検察組織を立て直すのは相当に厄介な仕事になるだろう)。
で、今回の西松事件という恣意的捜査(国策捜査?)は自公政権で発生した以上、自公政権においては検察を公正・適正な(=恣意的でない)捜査へと動機づけるメカニズムは全く働いていない、と断言してよいだろう。
興味のある人は、『国策捜査』を読んでみてもよいかも知れません(国策捜査というタイトルには若干の違和感もありますが)。
この本に書かれていることをすべて真実と受け取るのもまた控えるべきでしょうが、検察組織の恐るべき劣化には慄然とせざるを得ません。
検察のような、強大な権力を有する組織ではある程度やむを得ないとは言え、民主的なチェックの入らない権力機構(現在の官僚機構がまさにそれである)の腐敗・堕落の構造が、象徴的に表れていると言えよう。

小沢氏の辞任が、次期選挙にどのような影響を与えるかはわかりませんが(個人的には政権交代にはマイナスに働くような気がします)、しかし次期総選挙の争点の一つが官僚機構の温存VS変革にあることには変わりないだろう。
辞意を翻すことはできないだろうし、もはや辞意を翻す意味もないだろう。
官僚組織の立て直し(官僚組織に対する民主的なチェックの徹底)を公約として、次期選挙での政権交代を目指して欲しいもんだと思う。
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